蜘蛛の研究者、クモ好き、クモの網ファンなどが集まる中部蜘蛛懇談会の活動を報告するブログです。
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【特別発表】 「クモ・カレンダー(クモごよみ)作り」池田博明(東京蜘蛛談話会)

キャプチャ7 写真 3


・療養中での教員時代と女子高の生物部での指導談

・何故クモを選んだのか・・・
①肉眼で同定可能種が多い  ②日本での把握可能な種類 
③身近な野外に種類が多い  ④日本には南、北方の両種が分布
 「身近に進化のパノラマを一望できる、他に例がない生き物」

・あなたの住んでいる場所の「クモカレンダー」を作りましょう
 ①クモの種毎に記録 ②写真記録  ③記録の公表

・先行研究と異なる点があるかも?!・トコロが違えば結果も違って当然

「自分のマイクモを持って色んな人がクモカレンダーを作れば・・・
 すごい記録になるかも!?」


7:ミカワホラヒメグモの現状  緒方清人(中部蜘蛛懇談会)
キャプチャ8-s

・豊橋市嵩山町にある洞窟性のクモについて調査報告
・荒い不規則網を張り♂は突起が有る特徴 ・洞窟性で雌雄共に年中観察
・他では見られないクモやその他の生き物「カマドウマ」は新種らしい



8:ミヤコジマトタテグモは本当にいるのか? 
中根翼(安城市立篠目中学校2年)

キャプチャ9

写真 4写真 5

・都合により翼君に代わりお父さんの洋次さんからの報告でした
・昨年3月23、24日に宮古島でのクモ採取
・成体採取では日本人初記録と谷川先生のお墨付きの快挙!金メダルです
 標本は研究後、国立博物館に収蔵されます
・何時か未だ見ぬ♂を採りたい・・6月頃が狙い目とのこと!

9:オオトリノフンダマシは新種だった 
谷川明男(東京大学大学院農学生命科学研究科生物多様性科学研究室)

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・クモの中では大好きなのはトリフンです・・
・確認の為イギリス自然博物館に保存(1895年採取記録)されているタイプ標本と照合した結果は・・?!
・オオトリは本島と沖縄島では別種とか?また照合の為取り寄せたタイプ標本とも違うと3種の外雌器の画像紹介

10:ジョロウグモ横糸の熱および紫外線に対する分子構造変化についての赤外分光
矢部寛延・片山詔久(名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科)

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・引っ張り強度、伸び率はヨコ糸では2~3倍
・クモ糸の分子構造を知る為に赤外分光にて試験、調査比較検討
・ジョロウグモの牽引糸とヨコ糸の比較分析
・横糸の糸タンパク質と粘球のタンパク質を区別して分子構造を観察
・粘球の膜構造を考察:・加熱により粘球は40度Cまで糸タンパク質は
100度Cまで構造保持 ・粘球の膜構造の図説明には驚きと感心した 
・ヨコ糸の粘球の解析 ・横糸の分子状態を観察
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2013年度総会で発表された研究の一端をご紹介します。
リポーターは柴田さんです。

1:トヨタの森での体験学習 
杉山時雄・大原満枝(トヨタの森)

キャプチャ 写真 1

・豊田市内の矢作川、巴川などに囲まれたトヨタ自動車の社有林内での年間の自然観察の報告です・・
・地域の小中学校の子供たちに体験学習を年間170回程で約7000人にも
・主に午後から2時間程、合言葉は「ワンダーパワーで感じよう」
・大人の誘導で子供たちが生き物と触れ合うこの時間を大切にして自然を楽しんでいる現場の雰囲気がよく分かりました

2:「クモの巣図鑑」作成の経緯 
新海 明(東京蜘蛛談話会)
谷川明男(東京大学大学院農学生命科学研究科生物多様性科学研究室)

写真 2

・近年、クモ本としては珍しい現象で著者としては嬉しいばかり
・クモ図鑑本の出版は初版の5千部は完売、2版を3千部増刷発行
・今後の本作りでは「クモへの疑問、リサイクルなど」ある程度判れば売れるのでは?!
・出版社からの要望依頼・・独断と偏見とでの本作り・・プロに任せての企画構成、編集任せが良いのでは・・なお図書館推薦とすれば購入が増すのでは
・足かけ6年、実質4年で完成 ・アマゾン2位とは驚き
・綺麗、ビックリ、感動の「おどろきのクモの世界」が良き影響

3:京都と滋賀のクモ2 吉田 真(関西クモ研究会)
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・この数年において京都府と滋賀県で採取した未記載種を主に画像紹介
・コタナグモの1種雄のみ 雌は採れない。・アサカワゴマグモでは?
・その他、カチドキナミハグモ、ヨシアキマミハグモ、ヤハギヤチグモ、カミガタヤチグモ、ホラヤミサラグモそして滋賀の洞窟で採取された多くのクモを紹介

4:熱田神宮境内のクモ類について 
須賀瑛文・緒方清人・柴田良成(中部蜘蛛懇談会)

キャプチャ8-s 写真 11-s

・熱田神宮の概要と名古屋市の地形(東部丘陵、中央台地、西部沖積地)説明
・原則毎月1回の2年程の神域内でのクモ類調査で確認出来た種数は:29科109種確認出来ました(参考:名古屋市内42科303種)
・今回、許可のいる神域では初のチビクロドヨウグモ・・その他クスミダニグモ、スズミグモ、など綺麗な画像を紹介

5:石垣・西表と沖縄で見つけた興味深いクモ 
塩崎哲哉(三重クモ談話会)緒方清人(中部蜘蛛懇談会)

キャプチャ5 写真1 2

・昨年4月に石垣島、9月には沖縄本島を訪問したクモ採取旅行
・石垣・西表:約70種、沖縄本島:約30種のクモを確認した画像を紹介
・特に宅配場所で出会ったハイイロゴケグモには驚きと唖然たる思い
・一番印象に残ったのは3cm超のオオクロケブカジョウゴグモとのこと。

6:タイ南部クモ見遊山の旅 
谷川明男(東京大学大学院農学生命科学研究科生物多様性科学研究室)

キャプチャ6-s 写真13
 
・タイ南部のハットヤエなどで出会ったクモや他の生き物達の紹介
・タイのレンタカーは運転手付きで1日1万円とか?現地では5名で各地訪問
・トンガチャン自然保護区では目的のハラフシグモをゲット
・圧巻はシラヒゲナガイボグモの放射糸と扉
中部蜘蛛懇談会 2013年度総会が開催されました

■2014年2月11日(於:ウィルあいち)
総会:記念写真new-s

参加者の皆さん(35名)  
塩崎哲哉 臼井俊哉 須賀瑛文 筒井明子 片山詔久 杉山時雄 緒方清人
村上 勝 井出鵠理 大原満枝 池田博明 太田定浩 貝發憲治 益田和昌
谷川明男 新海 明 加藤修朗 矢部寛延 国枝利満 大久保芳博・恭子
矢島葉子 山口宏子 中根洋次・奥さま  大谷敏和 角野智紀 柴田良成
吉田 真 中山幹夫・四葉   猪俣 寛 鈴木安雄 滝川正子 吉長聡子 
                       (敬称略 記載順)


東京、大阪から遠征のみなさんもあわせ、
35人の個性豊かな顔ぶれが揃いました。

今年も大発見いっぱいの研究発表を
このブログでもご紹介します!
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