蜘蛛の研究者、クモ好き、クモの網ファンなどが集まる中部蜘蛛懇談会の活動を報告するブログです。
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機関誌「まどい」担当の杉山さんから、
原稿募集のお知らせです。


「まどい」の原稿を募集しています!!

クモの採集記・観察会の感想・クモの生態・観察記録・本の紹介・クモの思い出・
地域のクモの話・クモとの出会い・クモの網・クモの卵のう・クモの生息環境・
クモの生活史・クモの分布・クモグッズの紹介・クモグッズ自慢・クモの不思議・
クモの疑問・近況報告などなど・・・・。

なんでも結構ですので、
ハガキ・手紙・メール何でも受け付けます。
御気軽に投稿してください。

■締め切り 3月20日
■問合せ 杉山時雄 strix2960★ybb.ne.jp(★を@に変えてください)
     郵送の場合、送付先は「まどい」をご覧ください。

ふるってご投稿ください!
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総会で、2010年度の活動予定が発表されました!
(日程・内容はすべて予定です。
 詳細が決定次第、機関紙「まどい」、ブログにて発表します。)



<採集観察会>
●5月30日(日) 犬山市内
●6月中の日曜日  豊田市内
●7月10日(土) 豊田市自然観察の森主催
●9月5日(日)  名古屋市八事
●10月の日曜日  庄内川の河原
★夏休みに、もう一回追加になる可能性があります。

<一泊観察会>
●7月31日(土)~8月1日(日) 三重蜘蛛談話会との合同合宿
 錫杖ヶ岳で開催の予定とのこと


<会誌と機関紙の発行>
■会報「蜘蛛」No.43 8月発行
  4月末日が締め切りです!原稿募集中!!
  原稿は、担当:杉山さんまで。

■機関紙「まどい」No.52~54


<2010年度 総会>
●2011年2月11日(金・祝)


会員の皆さんはもちろん、
一般の方の飛び入り参加も大歓迎です!
2010年度も盛り上がりましょう!
(筒井明子)
■講演7 東北の旅~温泉と蜘蛛, 2001~
                       須賀瑛文

本日最後の発表、
2001年7月から7日間にわたる東北の温泉旅行のお話を、
クモ採集とともに報告していただきました。
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1日ずつ、宿泊した宿の料理や温泉の様子を話す様子はとても楽しそうでした。
え
会場内も終始、賑やかな雰囲気でした。
僕も将来はそんなクモ採集旅行 (?) をしてみたいものです (笑)。

課題解明のための観察、採集も楽しみひとつですが、
須賀さんのように、気ままな旅の中で
ふと観察や採集をしてみるのも何か趣があっていいなと思いました。

研究に疲れた時は、気晴らしにキャンパス内のクモをゆっくり眺めてみようかな、
なんて思いながらお話を聞いていました。
(小栗大樹)



<おまけ>
クモの網の柄のネクタイに、
パールのクモのタイピンという
お洒落な須賀先生。

「中部蜘蛛 クモの掲示板」でも
そのユーモアを発揮してくださっています。
ぜひご覧ください♪
(筒井明子)
■講演6 トタテグモ類にからむ謎
                   谷川明男・新海 明


ユーモア溢れるトークで谷川さんに本日3度目の発表していただきました。
議題はトタテグモ類の謎。
トタテグモ
トタテグモ類は主に地中に住むクモですが、分類や分布が未だはっきりとしていないようです。
2本目の講演と同じく遺伝解析によって、日本中のトタテグモ類の分布について説明して下さいました。

谷川さんの研究の結果によると、
トタテグモ類は九州ではその場その場で固有の系統がいるのに対し、
本州ではいろいろな系統が本州各地に混ざって分布しているとのこと。

このことから、本来は九州のような分布様式が自然で、
本州では人為的な移入が起こったのではないかと考察されていました。
クモのDNAから人間の活動まで予想できてしまうのですね。
(小栗大樹)



<おまけ>
難航する分類作業の末の谷川さんのお言葉。

「頭の中は真っ白。
 私は悟りを開いた。
 種は・・・私の心の中にあるのだ!!」

(筒井明子)
■講演5 どんな環境にどんなクモが棲んでいるか
                    ~多種多様なクモたち~
                            緒方清人


森林や里山、水辺、民家など、それぞれ異なる12種類の環境に
どんなクモが見られるのかを発表していだきました。
スパイダー
(最後に、街中に見られるクモとしてスパイダーマンも紹介されました!)

種構成や体長、生活様式など、生息環境が変われば群集構造が大きく変化するクモ類、
つくづく興味深い生き物であることを実感しました。

これは考え方を変えれば、多様な種を保全していくためには、
多様な環境を保全していかなければならないという解釈もできます。

生物多様性の保全が重要視される今日、
そこに科学的な根拠を持たせるうえでも、
クモ類は本当に理想的な生き物であることがわかりました。

また最後に、クモ類を“いつでも退屈しない存在”と形容して、
感謝の言葉を述べていた緒方さん。
本当にクモが好きなんだなと、再認識しました。
僕も何十年か後にはこんな素敵な言葉を言ってみたいです。
(小栗大樹)



<おまけ>
緒方さんが最後に発表された
“ことば”です

「私は退屈しない
 樹々に包まれている時も

 私は退屈しない
 ビルディングに囲まれている時も
 
 ガキの頃からクモは友だち
 今日も長い糸で結ばれている

 クモは糸の使い手
 横糸・縦糸・しおり糸・・・

 私はこれからも退屈しない
 クモに感謝

 そして
 クモに魅せられた皆様に感謝」

本当に。
クモの糸に絡めとられてヨカッタ!!
(筒井明子)
■特別講演 「クモの網に魅せられて」
                          新海 明


午後一番に始まった特別講演、東京から谷川さんとともに足を運んで下さった新海明さんに
クモの網の魅力についてお話していただきました。
新海さん
これまで無こしきの網を作ると言われていた種も、
網の作り始めはこしきを作り、後で解体するという例を挙げ、
クモの網を本当に理解するためには「動的に」、
つまり作成過程をじっくり見る必要があるとおっしゃっていたのが印象的でした。

また、船曳さんが作成された標本に新海さんが解説を加えた著作「クモの網」について。
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クモ嫌いの方からも「美しい」と良い感想をいただくこと、
それを踏まえて新しい“クモ楽者”が増えてほしいとおっしゃっていたことが心に残りました。

春が来たら、じっくり網作りを観察する時間も作ってみようかな。
(小栗大樹)


<おまけ>
総会の後の懇親会にて。
新海先生に、
「中部蜘蛛HPのTOPのクモの網のイラストは正しいですか!?」と質問。
「大丈夫ですよ。
 途中で反対巻きにしたらもっとリアルかも」とのこと。

円網の糸は、右巻き、左巻き、両方あって、
一つの網の中で入れ替わったりもするんですって。
同じ方向ばっかりだとクモも飽きちゃうんでしょうか??
(筒井明子)


■講演4 シロオビからツシマそしてサカグチ
                    谷川明男・張替智之・新海 明


本日2度目の谷川さんが報告して下さいました。
卵のう
2005年5月21日、与那国島で黄色くて細長い卵のうを発見してしまったことから始まった
トリノフンダマシに関する謎が解けるまでのエピソード。

シロオビトリノフンダマシにツシマトリノフンダマシ、サカグチトリノフンダマシ、
いずれも超がつくほど貴重なクモだそうです。
卵のう
発見すら困難な種でありながら、
卵のうまで明らかにするのは並大抵の労力ではなかったようです。


さらに、今まで発見されていなかったサカグチトリノフンダマシの雄個体も初公開!!
サカグチトリノフンダマシ
クモ好きにとってはかなり刺激的な発表をしていただきました。
(小栗大樹)



<おまけ>
推理小説並にワクワクさせられました!

ちなみに、谷川先生の似顔絵ですが、
東京蜘蛛談話会の会員・張替智之さんによるもの。
談話会通信no.121~毎回マンガを掲載していらっしゃいます。
谷川先生のHP「クモ 西表島」で見られます!
http://www.asahi-net.or.jp/~dp7a-tnkw/
(筒井明子)

■講演3 
 松のコモ巻き調査結果―多くの生物が焼却処分されている―
                                  緒方 清人


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本来は松の害虫であるマツカレハを駆除するためのコモ巻きですが、
そこにはどんな生物が生息するのか、
岡崎市と安城市で行った調査結果を発表して下さいました。


結果を見てみるとびっくり!!
マツカレハより何より、圧倒的にクモ類が多かったのです。
中でも、エビグモ科、フクログモ科、カニグモ科、ハエトリグモ科など、
徘徊型のクモ類が目立ったようです。
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先行研究でも同様の結果が得られているようですが、
回収後は焼却処分をするコモ巻き…クモ好きには少々悲しい現実なのかもしれません。
生物多様性を考える昨今、害虫駆除とはいえ、
コモ巻きの処分方法には改善すべき点があるような気がしました。

しかし、クモ採集としてのコモ巻きの有効性には非常に驚きでした。
(小栗大樹)



<おまけ>
最後に、緒方さんからの提案。

名古屋名物「味噌毛虫の串焼き」
どえりゃあうみゃあでよ!!

(筒井明子)
■講演2 スギ人工林の樹冠層と林床におけるクモ相
                             小栗大樹


谷川さんの発表ですっかり賑やかな雰囲気になった後、
卒業研究のテーマを発表させていただきました。
小栗くん
スギの樹冠層の上層、下層、そして林床の3地点にどんなクモ類が、
いつ、どれだけ生息するのか、といった、基本的な情報を調査したものでした。
今後はそれらのクモ類がその場にいる節足動物を本当に食べうるのか、
どれだけ食べるのか、といった点に着目して、
クモ類が森林環境の安定にどのように貢献しているのかを解明していけたらと思います。
偉大な先生である谷川さんと緒方さんの発表に挟まれて緊張気味でしたが、
少々言葉を噛みながらものびのびと報告させていただきました。
(小栗大樹)


<おまけ報告>
期待のホープの報告なのに、写真がなくてスミマセン・・・
撮っていらっしゃった方、ぜひ送ってください。

クモを採集するための
高さ17mの足場、登ってみたい!!
(筒井明子)


・・・と言っていたら、
こちらの写真を運営委員の大原さんが送ってくださいました。
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HP担当として説明している小栗くんと私です★
という訳でよろしくお願いします!
(筒井明子)


■講演1 本州産イソコモリグモの系統地理
                   谷川明男・新海 明


午前10時、2010年度の総会開会。
東京から足を運んで下さった谷川明男さんに朝一の発表をしていただきました。
谷川先生


テーマはイソコモリグモの系統地理。
イソコモリグモ
多くは日本海側、一部が茨城に分布域をもつ、砂浜に生息するクモです。
砂浜の護岸工事などにより生息地が減少している本種について、
再生した砂浜へ他地域からの移入は可能なのか、
また、地理的に他の個体群と離れている茨城の個体群はどのような過程で現在の様子を呈しているのか、
これらの点を遺伝解析の観点からわかりやすく説明してくださいました。

ユーモア溢れる谷川さんのトークによって、楽しい懇談会が始まりました。
(小栗大樹)



<おまけ>
最後に、一般参加の方から、
「どうやって見つければいいですか?」という質問が。

●夜、砂浜で徘徊しているものを探す
●穴は、カニの穴よりきれいな円形
 穴の周辺は糸で整えられているので、
 爪楊枝ですくうと砂が糸で連なって付いてくるそう。
(筒井明子)


HP担当の筒井明子です。

「中部蜘蛛懇談会 2009年度 総会」速報です!

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■2010年2月11日(木・祝)午前10時~午後4時半
■東桜会館(名古屋市)


今年は、新聞各紙に告知が掲載された効果もあり、
会員の方以外に一般の方も多く参加していただきました。
たくさんのご参加、ありがとうございました!


会場は、開会前からにぎやか。
こちらは、船曳和代さんの「クモの網の標本」
姫路から、数点を抱えて駆けつけてくださいました!
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2008年、INAXさん主催で行われた、
この「クモの網」の企画展で魅せられてクモファンになった方も多いんですよネ。
私もその一人です。
あらためて見てもやっぱりキレイ・・・


機関紙「まどい」・会報「蜘蛛」のバックナンバーも販売。
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ほんの一部だけでも、ずらーっと並ぶと歴史を感じますね。


講演を行った先生方の著作の販売コーナー。
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東京から駆けつけてくださった新海明先生
「おどろきのクモの世界」は、開会前に売り切れる人気ぶりでした。



そして、開会。
新海先生をはじめとした、5人の方たちの講演が行われました。
新海さん
実は、クモビギナーの私は、初めての総会参加で、
「難しくて付いていけなかったらどうしよう??」と、
ちょっと不安だったんですが・・・いらぬ心配でした。
合わせて4時間の講演はあっという間!

「へ~!!」

「えっ!!」

「わあ・・・」

などなど、驚きと発見がいっぱいで、
今からでもフィールドに出たい!!と、ウズウズする内容でした。


講演内容については、後日小栗君がアップしてくれますので、
どうぞお楽しみに!!
(筒井明子)
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